
2020年3月30日に2020年3月14日の訪問した時の情報を追記しました。
2022年5月サイト移転に伴い一部加筆・改変。
こんにちは、元ドイツ留学生LINGOです。
2020年でアウシュビッツ解放75周年という、せっかくの機会なので最も古い強制収容所のダッハウに行くことになりました。(今年で日本の終戦記念も75周年ですがドイツの方が日本より終戦記念日が早いです)
歴史や廃墟などが好きな方は収容所の観光がオススメです。
2020年の訪問時、お連れ様も行きたいとご所望で、オタク気質なことと、あまりキラキラ系の宮殿に興味が薄く、負の施設に行く機会がないなどの理由からでした。
キラキラ系が好きな方は
- ノイシュバンシュタイン城
- レジデンツ
- ニンフェンブルク宮殿
の3カ所を回るのがいいかと思います。
建築様式としてバロックやロココなどの「ザ・お姫様趣味」全盛期の建物です。
ダッハウ強制収容所(Konzentrationslager Dachau)

ダッハウ強制収容所(Konzentrationslager Dachau)とは?

ミュンヘンの北西15キロほどのところにある都市ダッハウに存在したナチス・ドイツの強制収容所。ナチスの強制収容所の中で最も古い強制収容所と言われ、後に創設された多くの強制収容所のモデルとなった。ダッハウより大きいアウシュヴィッツ同様、ダッハウは多くの人にとってナチス強制収容所の象徴になっている。
1942年7月末にナチスはガス室を設置するようダッハウに命令を下しており、ダッハウに偽装シャワー室のガス室がつくられている。しかし、ダッハウでガス室が実際に稼働した事実を証明する資料はない。ダッハウでは絞首刑や銃殺による処刑も他のナチ強制収容所と比べるとかなり少なかった。
Wikipedia 最終更新 2021年3月7日 (日) 11:23版より
入り口はこじんまりしたスペースですが敷地内は収容所だけあって、かなり広いです。
交通アクセス
・RB(路面電車) Ingolstadt/Nuremberg 行き
の、どちらかに乗ってDachau Bahnhof駅で降りる。
その後、バスに乗り換え。
バスに乗る。
KZ-Gesenkstatte停留所で降りる。
わからなくなって、人に道を聞くときは、「KZ(カーツェット)に行きたい」と言えばその駅で降りる人9割はそこに行きます。
施設の概要
公式サイトを見て調べていますが、料金や時間については改訂の可能性があるのでご自身でご確認をお願いします。
営業時間:9:00〜17:00
休館日:12月24日
入館料:無料(12歳以下非推奨)
所在地:KZ-Gedenkstätte Dachau
Alte Römerstraße 75
85221 Dachau
電話:+49 (0) 8131 – 66997 – 0
ガイドツアー
予約不可
所要時間:約2時間半
費用:3.5ユーロ
英語:毎日11時と13時
ドイツ語:毎日12時
毎回30名まで。
チケットはインフォメーションセンターで15分前に買っておいてください。
オーディオガイド
貸出費用:4ユーロ。学生・団体の場合 3ユーロ。
対応言語:アラビア語・ドイツ語・英語・フランス語・ヘブライ語・イタリア語・中国語(マンダリン)・オランダ語・ポーランド語・ポルトガル語・ロシア語・スペイン語・トルコ語・ハンガリー語
日本語はありませんが、14ケ国語あります。
ツアーの時間に間に合わない人や14カ国語のうちどれかができれば借りるのもオススメ。
ドキュメンタリー映画上映
ドイツ語、英語共に1日に5回上映
フランス語とイタリア語は1日1回上映
成人していてもアジア人は若く見えるので断られる可能性があるのでパスポートなど年齢がわかるものを忘れずに。
僕自身29歳の時留学してましたが、16歳からビールが買える国なのにスーパーマーケットで「29歳のはずがない、パスポートがないから売れない」と言われたことがあるので年齢確認をしっかり見せないとお店に入れてくれないところとか普通にあります。
カフェテリア
9:00〜17:00
本屋
10:00〜17:00
注意事項
もし、ツアーに参加して質問がある場合、学校みたいに手をあげて質問してはいけません。
↓こういうのです。

ナチ式の敬礼だと思われて捕まる可能性があるので注意してください。
場所が場所なだけに知らなかったや、冗談ですまない可能性があります。
特に日本語の「はい」というのと敬礼するときの「Heil(ハイル)」は発音も音程も似てるし、ダメ、絶対。
僕が最初に行った時(2013年頃)
紀伊国屋とかジュンク堂とかの第二次世界大戦コーナーみたいなの想像してたのですが、びっくりするくらいヒトラーに関する本がなかったです。
日本の本屋でヒトラーに関する本がマンガも書籍も普通に売ってるのは同盟国だったからライセンスを持ってるそうです。
調べてみたら禁書になってて読めなかったけれど2015年に著作権のが切れてヒトラーの本を販売できるようになったらしいので今回の本屋コーナーはどのように変わったのか楽しみです。
2015年以降、「我が闘争」が再販されて現地でベストセラーになったので関連書籍増えてるだろうと思ってます。
3月12日〜19日のヨーロッパ旅行 レポ その3
2020年3月14日の施設の様子

施設が施設なだけにはしゃいでる人がいないので、施設に来てる人の雰囲気は暗めです。
人数は僕たちがいた時間で施設内に50人〜100人位だったと思います。
ただ施設が広いし、建物もいくつかに分かれてるいるので、目に入った人数です。
英語の館内ツアーもドイツ語の館内ツアーも開催されていたので各グループ5人〜9人位でした。
毎月の定例追悼イベントの開催は感染防止のために一時中止になっていました。
本屋コーナーは以前行った時とあまり代わり映えなく、紀伊国屋とかジュンク堂とかの第二次世界大戦コーナーみたいなのはなかったです。
では、次の記事をお楽しみに。
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